胃もたれ、胸焼け、胃不快感等の症状がある際はいつでも気軽に相談して下さい。また症状がなくても、一度も胃カメラを受けた事がない方や以前の胃カメラから時間が経っている方もご相談下さい。
胃カメラは怖くて、辛いというイメージがある検査で、どれほど上手な医師が検査をしたとしても患者様にとっては苦痛だと思います。しかしがんなど命に関わる疾患を見過ごす訳にはいきません。
私はよく患者様から今は症状が何もないからまた症状が出たときに検査を受けますと言われます。ただ症状が出てからでは手遅れになることが多いのも事実です。特に早期胃がんは症状がなく、無症状だからと言って胃がんがないとは限りません。近年では内視鏡技術が発展し、早期胃がんであれば内視鏡や手術で摘出することが可能で根治を望めます。早期発見がより重要と言われています。
私は消化器内視鏡専門医として今まで15000件以上の内視鏡検査を行い、2018年10月から池田医院でも胃カメラを始めました。お陰様で2020年末までに当院でも約200人の患者様に検査を受けていただくことができました。「迅速、正確」な検査をモットーに自分の技術が少しでも皆様の健康に役立てればと思っております。
胃カメラのハードルが下がり、地域の皆様の健康寿命を伸ばすお手伝いをさせて頂きたいと考えております。検査後、思っていたより楽だった、そして「そうだ、また胃カメラを受けてみよう」、そう思ってもらえたら幸甚です。
ピロリ菌は慢性胃炎、胃十二指腸潰瘍、胃がんの原因となります。当院では診断、除菌が可能です。
ピロリ菌の検査には胃カメラによる胃粘膜検査、血液検査、尿検査、便検査、尿素呼気検査等があります。除菌にはまず一次除菌を行います。3種類の薬(抗生剤2種類、胃薬1種類)を1週間内服していただき1ヶ月以上経過してから尿素呼気試験という検査でピロリ菌が除菌できたか判断します。一次除菌の除菌率は90%以上です。ただしそれでも除菌できない場合はお薬を変更して二次除菌を行います。二次除菌までの除菌率は約95%程度と言われています。それでも除菌できない場合は自費診療での三次除菌を考慮いたします。
検査前日
いつも飲んでいる薬は服用してください。夕食は軽めに夜9時までに済ませてください。それ以降、水分(水、お茶、スポーツドリンク)の摂取は問題ありませんが、固形物は食べないでください。
検査当日
朝食は食べないでください。水分(水、お茶、スポーツドリンク)であれば来院1時間前まで摂取していただいて問題ありません。当日朝の内服薬(糖尿病薬以外)は来院2時間前まで内服してください。検査当日はなるべくゆったりした服装でお越しください。
来院・受付
説明書に記載された時間までに来院し、受付をしてください。
内視鏡検査の前処置
最適な観察を行うために、胃の中をきれいにする液状のお薬を少量飲んでいただきます。鼻にゼリータイプの表面麻酔を注入します。次に麻酔剤のついた柔らかいチューブを鼻に挿入し、鼻の表面麻酔をします。
※前処置の時点でチューブの鼻への通りが悪い方や痛みが強い方などは経口からの検査に変更させていただくことがあります。
内視鏡検査開始
鼻からカメラを挿入して検査がはじまります。経鼻内視鏡の場合はお話することが可能です。患者様が安心して検査を受けられるよう医師や看護師が適宜お声掛けしますが、痛い・辛いなどの際は遠慮なくお伝えください。
検査後の結果説明
検査後、内視鏡室で撮影画像をみながら検査結果の説明をします。組織をとった場合には1週間後以降に再度受診していただき結果説明および治療方針のお話をします。
一般的にはエコー検査と呼ばれるものです。人間の耳では聞き取ることのできない高周波の音波により、痛みや侵襲がなく体内の様子を探る検査法です。またX線(放射線)は出ないため被ばく等の心配はありません。肝臓、胆のう、胆管、膵臓、腎臓、脾臓、大動脈などを調べる事ができます。
便秘、下痢、胃もたれ、むかつき、腹痛、食欲不振等の症状はありませんか。
お気軽にご相談下さい。
胃カメラの費用(概算)
※健康保険3割負担の場合